2012年12月30日
今年も、沢山おせわになりました。
2012年、一年間のご愛顧誠に有難うございます。
今年も、たくさんの御家族の「笑顔」にお会いできることができ、幸せな一年でありました。
この一年、新築されるお客様とのお話の中で、感じたことですが、
一つの「開けても良い玉手箱」のような商品化された住まいが求められてきているように感じます。
手をかけず長年快適に過ごしたいと考える人が多く、現代の住宅シェアが少しずれ込んでいると思うのです。
住まいとは、住まう人の「自己満足の箱」では無く
家を建ててからの住まう人が10年後、20年後も、この「家」を家族の絆のように感じること。
大切に、愛情を持って、「手を入れて行きたくなる家」には必ず
訪れる人々の誰もが、「いぃ家だね」と感じてくれるはずです。
子供が柱に傷をつけた、子供が壁に傷をつけてしまった。
いぃんです。それで。
やっちゃいけないことを子供はやるものです。
逆に、そんな時は私たちを呼んでいただき、元に戻せる知恵を住まう人に伝える事が大切なのだと。
無垢のフローリングの傷なら、お湯などで簡単にもとに戻せます。
珪藻土の壁なら、指でちょんちょんと塗りなおせば、すぐに綺麗になります。
手すき和紙の壁紙なら傷付いた一枚だけで貼りかえることができます。
本当の「手を入れる」とは、「親」の施主様(住まう人)が自らの手で、自らの知恵で家を守る事。
昔で言うなら、障子紙の張替えや、畳上げなどなど。
今では、恐らく全くやられていない、むしろ面倒だと懸念されている。
しかしながら、住まいに手を入れることで、より愛着が増し住まいが活き活きし
それをみた子供達の「ものを大切にする心」が育まれ
しだいに住まいに手を入れることが面倒でなくなるようになるのでは・・・?
と、そんな事を強く感じた一年でありました。
住まう人から与えられた「想いや考え方」など、ほんの少しのヒントを元に、
私たち「工務店」は日々宿題をいただいている様な気がします。
時代が変わろうとも「古き良き」は大切にすべきこと。

さてさて、
話は変わり、来年も「家造り」に専念し、感動ある住まいを手がけていきます。
本年は本日まで、年始は4日から営業を開始しております。
皆様方、良いお年を迎えられることを祈り申し上げまして、
本年の最後のblogupを、ご挨拶と代えさせていただきます。
有限会社 双和建設工業
双和建設工業一級建築士事務所
2代目 高橋 健太